「母親と子どもは似ている」なんて言ったら「それはそうでしょ」と思われるかもしれません。
でも、腸内細菌まで似ているんですとなれば、びっくりしませんか?
ただ、この受け継いだ腸内細菌も生涯変わることがないというわけではなく、その後の生活スタイルによって良くも悪くもなると考えられています。今回は、腸内細菌と遺伝について詳しくお話ししたいと思います。
親が便秘がちだと子どもも便秘になりやすい?
もしかすると、便秘がちの母親をもつ子どもは、同じように便秘がちになるという話で聞いたことがあるかも知れません。
こういう風に言うと「あ、そういえばお母さんも便秘がちだったから、私はそれを引き継いでいるのかも!」なんて納得される方も。
実際のところ親が便秘がちだと、同じように子どもも便秘がちになるというケースは多いです。
それは、子どもは親と同じものを食べ、同じような生活習慣を送って育つからです。
親が食物繊維や野菜、発酵食品などをよく食べていれば、自然と子どもも同じ食事になります。
逆に、野菜が少なく欧米食が多い家庭で育った子どもは親と同様、肥満や便秘に悩まされるケースが多いのです。
そして、子どもが幼い頃に身についた食生活や食文化は大人になってからも継続する……ということであれば、親と同じ食生活のスタイルが習慣になってしまうことで、親と同じような体型や便秘体質が引き継がれるというわけです。
こういう風に言うと「あ、そういえばお母さんも便秘がちだったから、私はそれを引き継いでいるのかも!」なんて納得される方も。
実際のところ親が便秘がちだと、同じように子どもも便秘がちになるというケースは多いです。
それは、子どもは親と同じものを食べ、同じような生活習慣を送って育つからです。
親が食物繊維や野菜、発酵食品などをよく食べていれば、自然と子どもも同じ食事になります。
逆に、野菜が少なく欧米食が多い家庭で育った子どもは親と同様、肥満や便秘に悩まされるケースが多いのです。
そして、子どもが幼い頃に身についた食生活や食文化は大人になってからも継続する……ということであれば、親と同じ食生活のスタイルが習慣になってしまうことで、親と同じような体型や便秘体質が引き継がれるというわけです。
便秘に大きく影響する腸内細菌は出産時に受け継がれていた
便秘に大きく影響する原因の一つとして、腸内細菌があります。
この腸内細菌は母から子に受け継がれることが分かっています。
赤ちゃんは母親の胎内にいる頃は無菌状態なのですが、肛門近くの産道を通って生まれてくるときに母親の腸内細菌に感染するといわれています。
他にも母親の腸の粘膜細胞が子どもにも遺伝するため、同じ腸内細菌だと定着しやすいという特徴もあります。 こうして子どもは母親から受け継いだ腸内細菌をベースにして、独自の腸内フローラを築いていくのです。 母親の母乳やミルクが栄養源だった赤ちゃんの頃は、腸内フローラはほとんどがビフィズス菌など善玉菌ですが、その後、離乳食が始まり親と同じ食生活スタイルに近づいてくると、食事内容などによっては悪玉菌も増えてきます。
この腸内細菌は母から子に受け継がれることが分かっています。
赤ちゃんは母親の胎内にいる頃は無菌状態なのですが、肛門近くの産道を通って生まれてくるときに母親の腸内細菌に感染するといわれています。
他にも母親の腸の粘膜細胞が子どもにも遺伝するため、同じ腸内細菌だと定着しやすいという特徴もあります。 こうして子どもは母親から受け継いだ腸内細菌をベースにして、独自の腸内フローラを築いていくのです。 母親の母乳やミルクが栄養源だった赤ちゃんの頃は、腸内フローラはほとんどがビフィズス菌など善玉菌ですが、その後、離乳食が始まり親と同じ食生活スタイルに近づいてくると、食事内容などによっては悪玉菌も増えてきます。
体質だと諦めないで!腸内フローラは改善できます!
食生活と母親からもらった腸内細菌によって腸内フローラが決まる……というのは、あくまでも最初の基礎となるもので、その後の食生活スタイルで大きく変化させることができると考えられます。
では、どのような食生活が腸内フローラにはよいのでしょうか。
腸内フローラを改善させるためのポイントは
1、善玉菌を増やす食材を摂る
2、善玉菌のエサとなる食品を摂る
3、悪玉菌を減らしてくれる食品を摂ることです。
それぞれについて簡単に説明します(ウントピの他の記事でより詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね)。
他にも、キムチやぬか浸けなどの発酵食品も効果的です。
塩分を摂り過ぎない程度に毎日の食卓に取り入れるとよいでしょう。
また、チーズや味噌、低温殺菌牛乳、納豆にも善玉菌が豊富に含まれているのでおススメです。
食物繊維を多く含む食品には根菜類や野菜類、海藻類が効果的です。
オリゴ糖を多く含む食品には豆類や野菜類、果物があります。
また、はちみつには豊富にオリゴ糖を含んでいるので効果的ですし、純度の高いオリゴ糖を甘味料として利用するのもよいでしょう。
納豆には善玉菌も豊富に含まれていますし、オリゴ糖や食物繊維も豊富なので便秘対策には万能食材といえますね。
では、どのような食生活が腸内フローラにはよいのでしょうか。
腸内フローラを改善させるためのポイントは
1、善玉菌を増やす食材を摂る
2、善玉菌のエサとなる食品を摂る
3、悪玉菌を減らしてくれる食品を摂ることです。
それぞれについて簡単に説明します(ウントピの他の記事でより詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね)。
1. 善玉菌を増やしてくれる食材
善玉菌を増やす食材で最適なのは、ビフィズス菌や乳酸菌を多く含むヨーグルトや乳酸菌飲料です。他にも、キムチやぬか浸けなどの発酵食品も効果的です。
塩分を摂り過ぎない程度に毎日の食卓に取り入れるとよいでしょう。
また、チーズや味噌、低温殺菌牛乳、納豆にも善玉菌が豊富に含まれているのでおススメです。
2. 善玉菌のエサとなる食材を取り入れる
善玉菌のエサとなる栄養素は食物繊維やオリゴ糖です。食物繊維を多く含む食品には根菜類や野菜類、海藻類が効果的です。
オリゴ糖を多く含む食品には豆類や野菜類、果物があります。
また、はちみつには豊富にオリゴ糖を含んでいるので効果的ですし、純度の高いオリゴ糖を甘味料として利用するのもよいでしょう。
3. 悪玉菌を減らしてくれる食材を取り入れる
悪玉菌を減らしてくれるのは納豆に含まれる納豆菌です。納豆には善玉菌も豊富に含まれていますし、オリゴ糖や食物繊維も豊富なので便秘対策には万能食材といえますね。
まとめ
腸内細菌が母から子に引き継がれますが、だからといって母親の便秘体質までも引き継がれるということはありません。
食事などの日常生活を改善させていくことで、改善していけると考えられます。
そして、その改善策の一つに腸内フローラを良くするというのがありますので、腸内細菌を増やし悪玉菌を減らす食材を多く摂ることなど意識してくださいね。
食事などの日常生活を改善させていくことで、改善していけると考えられます。
そして、その改善策の一つに腸内フローラを良くするというのがありますので、腸内細菌を増やし悪玉菌を減らす食材を多く摂ることなど意識してくださいね。
参考文献
1) 辨野義己 : あなたの腸内細菌は母親から受け継いだもの!, 腸をダマせば身体はよくなる. 東京, SBクリエイティブ, 2014.
2) 光岡知足 : 腸内菌叢研究の歩み. 腸内細菌学雑誌 25 : 113–124,2011.
助産師 tawara867
子どもや女性に関わる仕事をしていました。ウントピでも子どもや女性に多い便秘やお腹の不調についてたくさん書いていければと思います。自分自身も便秘薬が欠かせませない毎日・・・現在腸活中で、食事には発酵食品を取り入れるようにしています!
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