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便秘解消、ヒップアップ効果も! 仙腸関節の歪みを整えるテニスボールマッサージ

便秘も腰痛もたれ尻も 原因は骨盤の歪みにあり

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腰痛、たれ尻、下半身太り、内臓下垂、血行の悪化からくる冷えや便秘…これら全て、骨盤の歪みで起こっているかもしれない症状なんです。 骨盤は頭や背骨などの体の中心を支える重要な位置にあります。それだけに、骨盤の歪みは全身に影響を及ぼしてしまうことに。 例えば、肩の高さが左右で不揃いになると、不格好な印象になってしまいます。足の可動域が狭まることで、お尻の筋肉が弱りお肉が垂れるなんてことも。

骨盤の要は仙骨と仙腸関節

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そもそも骨盤は、ある一つの骨を指すわけではなく、背骨の一番下の骨「仙骨」とそれを囲む「寛骨」、その二つを繋ぐ「仙腸関節」を合わせた部分の総称。 仙骨は体の重心に位置し、また体の調子を司る髄液の流れを調節する役目もあります。 仙腸関節は数ミリしか動かないのですが、荷重の分散や体の動作の補助など、大切な役割があります。 骨盤の要である仙骨は、日常生活の送り方次第で本来あるべき位置から少しずつズレてしまいます。長時間同じ姿勢でデスクワークをしたり、スマホを見ていて歩く時も猫背気味だったりと、思い当たる節はありませんか? 仙骨のズレは、特に女性にとって問題になります。 仙骨は子宮や卵巣の後ろに位置しているので、生理不順生理痛の原因にもなるといわれているからです。

1日1分でOK 仙骨を押して歪みスッキリ

仙骨は手で押すだけで歪みを防ぐことができます。 1.まず仙骨の位置を探しましょう。お尻の真ん中、割れ目の上に固い骨(尾骨)がありますよね。そこを頂点として逆三角形状に存在しているのが仙骨です。 2.押しやすい姿勢を取ります。ポイントは背筋をしっかり伸ばすこと。 立って行うときは足をクロスさせると、押し込みやすくなります。膝立ちでも大丈夫ですよ。 3.両手を重ねて、背中側からお腹側に向かって仙骨を押しましょう。ゆっくり5~10回ほど、1分程度でOK。 仙骨周辺にはツボもたくさんあり、温めるだけでも効果があります。 その際、脂肪があり熱が伝わりにくいお腹側ではなく、背中側から温めてあげましょう。内臓を温めれば代謝も上がり、脂肪燃焼力アップ・新陳代謝アップも期待できますよ。 マッサージオイルを使って、心身共にリラックスしながら、軽く揉んであげるのも良いでしょう。

なんと寝転ぶだけ!テニスボールが仙腸関節に効く

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長時間に渡る同じ姿勢の維持や、強い衝撃が与えられることで仙腸関節はダメージを受けてしまいます。 ここでは、テニスボール2、3個でできる、仙腸関節のマッサージを紹介します。 1.マッサージする場所を選びます。テニスボールが沈み込んでしまわないよう、床や薄めのヨガマットの上で行います。枕は使わないようにしましょう。 2.仙腸関節に、左右に2個繋げたテニスボールを当てます。 位置がわからないという人は、まずテニスボールを3個、逆三角形になるように並べます。下にあるボールを尾骨の位置に当てると、残りの2つがちょうどいい位置にあるはずです。尾骨にあるボールを抜いて、おおよその位置を把握しましょう。 3.そのまま寝転ぶことで、仙腸関節のマッサージになります。痛みが無く、気持ちいい程度に刺激してあげましょう。 朝晩、1回あたり長くても3分程度に。長過ぎたり、多すぎたりしたら逆に痛みになることもあります。

最後に

仙骨や仙腸関節は体の重心にあり、自重を支える重要な部分です。 だからこそ、普段の生活の影響が反映されやすいともいえます。 腰痛や便秘の防止、スタイルの維持や改善のため、仙骨や仙腸関節をマッサージしてあげることで、歪みの改善を目指しましょう。 ただし、一番の改善策である普段の姿勢の見直しも忘れずに。ずっと同じ体勢をし続けない、背筋を伸ばして歩くなど、そもそも歪みを起こさないように心がけることも大切ですよ。
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