発酵食品として知られているキムチですが、日本で多く売られている「浅漬け型」は発酵していない(=乳酸菌発酵していない)って知っていましたか?
せっかくキムチを食べるなら、発酵したものを選びたいですよね。
今回は、韓国政府機関である「韓国農水産食品流通公社」に発酵キムチの魅力を取材してきました。
あなたの食べているキムチ、本当に発酵していますか
日本の食卓でもお馴染みのキムチ。キムチは朝鮮半島の伝統的な漬け物ですが、世界各国で愛されています。いまや、日本でキムチを売っていないスーパーマーケットを探す方が難しいほど。
こんにちは!うんち栄養士・梅原です。国産キムチには、発酵していない「浅漬け型」が多いのを知っていましたか?
発酵キムチは、植物性乳酸菌の力により発酵しますが、発酵していないキムチは、キムチ味の調味料に野菜を漬け込んで製造されるのが特徴です。
・カロチノイド色素などの着色料→キムチの赤みを出すため
・果糖ブドウ糖液糖などの糖類→甘みを出すため
・アミノ酸など→うま味を出すため
・酢酸ナトリウムや酸味料など→発酵の酸味を出すため
など、さまざまな添加物が使用されています。
すべてではありませんが、国産のキムチは「浅漬け型」が多いのが現状。
一方、韓国産キムチに「浅漬け型」はなく、すべて発酵しています。韓国では、発酵していない「キムチ」はそもそもキムチと呼ばないのです。
発酵キムチを見分けるポイントは原材料と生産国の2つ
キムチを食べるのであれば、発酵したものを選びたいですよね!発酵しているかどうか、見分ける方法は2つあります。
1つ目は、原材料がシンプルであること。
発酵キムチには余計な添加物が使用されておらず、原材料がシンプルです。着色料などの添加物が使われている場合は、発酵してないキムチの可能性が高いので、しっかりと確認するようにしましょう。
2つ目は、「キムチくんマーク」がついているかどうかです。
キムチくんマークとは、韓国政府が発行している発酵キムチを証明するマークで、韓国産のキムチにラベル付けされています。このマークがついているキムチは必ず発酵しています。実は、日本のスーパーにあるキムチコーナーには韓国産キムチが意外と多いのです。
中央が「キムチくんマーク」
私の友人に、普段は便秘気味だけど韓国産キムチを食べたらウンチがスルッと出た!というエピソードを持つ人がいます。発酵キムチって、ものすごいパワーがありそうですよね。韓国産キムチの魅力を腸査しにいきましょう!