【参加募集中】麹だけでつくったあまさけ2週間チャレンジ

栄養素が約350種類も…!?身体にうれしい「麹だけでつくったあまさけ」の魅力【腸活企業に潜入!】

腸活系商品やサービス、腸活につながる研究などをおこなう企業におうかがいし、担当の方にインタビューするこの企画。

第12回となる今回は、麹甘酒ブームの火付け役ともいえる「麹だけでつくったあまさけ」で知られる八海醸造の倉橋敦さんに、オンライン取材でお話をうかがいました。倉橋さんに、「麹だけでつくったあまさけ」の魅力やこだわり、商品開発の経緯などをたっぷり語っていただきます!

「甘酒ってこんなに飲みやすかった…!?」大きなインパクトを与えた“麹甘酒”の誕生秘話

田口:
さっそくですが、八海醸造といえば、日本酒八海山のイメージが強いですよね。甘酒をつくることになったのは、なぜなのでしょうか?

倉橋さん:
これまでも酒蔵として、清酒に最も大切な麹づくりには非常に力を入れてきました。麹づくりにおける伝統的かつ高度な技術には自負があり、必ずいい甘酒ができるという確信がありました。

田口:
そうだったんですね。甘酒を販売するきっかけはあったのでしょうか?

倉橋さん:
「麹だけでつくったあまさけ」を販売するようになったきっかけは、弊社の代表自らの提案でした。代表は子どもの頃から八海山の麹甘酒に親しんでいたこともあり、そのおいしさを知っていたんですね。そこに挑戦的な社風もあいまって、開発がスタート。2009年にはグループ会社の魚沼新潟物産で、販売を開始しました。

最初は蔵の片隅で細々とつくり始め、製造拡大した現在は、新潟の「八海山あまさけ製造所」で製造をおこなっています。

田口:
販売を始めた当初、生活者さんの反応はどうでしたか?

倉橋さん:
当初は通信販売のみだったのですが、これがすごく好評で。「おいしかった」「また飲みたい」とリピーターになってくださる方が続出して、清酒蔵でつくるだけでは追いつかなくなってしまったんです。

田口:
それほどの人気ぶりだったんですね!

倉橋さん:
はい。当時は、甘酒といえば「酒粕」でつくる甘酒が一般的。麹甘酒はほとんど知られていなかったうえに、弊社の甘酒は雑味のない製法のため、その飲みやすさに驚かれる方が多かったと聞いています。「甘酒ってこんなに飲みやすかったんだ!」と鮮烈なインパクトがあったようですね。

ノンアルコールということもあり、今でも「酒粕の甘酒は香りが苦手だけど、麹甘酒は飲みやすい」という声をいただいています。

美味しさの秘密は雑味のない“米麹”。清酒会社ならではの磨き上げたお米が強みに

田口:
改めて、「麹だけでつくったあまさけ」の魅力を教えていただけますか?

倉橋さん:
先ほどもお伝えした飲みやすさは、やはり大きな魅力だと思います。これには、酒づくりで培った高度な技術が活かされています。

田口:
酒づくりで培った技術というと、どういったものでしょうか?

倉橋さん:
我々は清酒をつくる過程で、お米の外側を40%磨いて60%まで精米することや、繊細な製麹管理などで、食中酒に適した淡麗な味わいを目指すんですね。これを甘酒づくりにも応用することで、雑味がなく飲みやすい味わいに仕上がっています。

また、弊社の甘酒は麹と水だけでつくられていて、お米や砂糖を加えていません。甘酒に適したこだわりの麹がしっかり糖化してくれるからこそ、砂糖を加えずとも甘さを感じられるんです。

田口:
なるほど。麹にこだわりを持つ酒造メーカーだからこそ、雑味がなく飲みやすい味に仕上がると。

倉橋さん:
それでいうと「麹だけでつくったあまさけ」に限らず、異なるメーカーの麹甘酒を飲み比べてみるのも面白いと思います。

というのも、我々が製造過程で取り除くお米のぬかは雑味といえる一方で、お米の旨味でもあるんです。お米を削らずに残しているメーカさんの甘酒では、その旨味を味わえるともいえます。

田口:
お米をどれくらい削るかによって、また違った味わいを楽しめるんですね。

倉橋さん:
そうですね。我々は多くの人に発酵文化や伝統的な食品に興味を持ってもらえたらと思っていて、ただ自社商品が売れればいいとは考えていません。

麹の甘酒をつくる我々に限らず、それに必要な種麹をつくる種麹屋さん、酒粕の甘酒のメーカーさんなど業界全体が盛り上がって、発酵文化の継承に繋がれば嬉しいです。

約350種類もの成分を含有!夏バテにも麹甘酒がおすすめな理由とは?

田口:
甘酒は「飲む点滴」と表現されるように、栄養豊富なイメージがありますが、実際、どんな栄養が含まれているのでしょうか?

倉橋さん:
八海醸造による成分分析の結果、麹甘酒には350種類以上もの成分が含まれていることを明らかしました。ブドウ糖やアミノ酸、ビタミン、ペプチドなど、成分について話すとそれだけで時間が足りなくなるほどです(笑)。

田口:
350種類も……!代表的な栄養素には、どんなものがあるのでしょうか?

倉橋さん:
主成分となっているのは、身体のエネルギー源となってくれるブドウ糖で、全体の20%ほどを占めています。これに麹菌の働きが加わり、さまざまなオリゴ糖がつくられます。

この麹菌によってつくられるオリゴ糖が、スッキリ感とまったり感のある独特な甘さをつくり出しているんです。

田口:
おいしさの秘密は、麹菌がつくり出すオリゴ糖にあったんですね。

倉橋さん:
そうなんです。さらに「麹だけでつくったあまさけ」には、タンパク質を構成する20種類のアミノ酸が全て含まれています。

またビタミンB群についても、主に動物性食品に含まれるビタミンB12を除く全種類を含むことがわかっています。このビタミンも、麹がつくり出してくれるんですよ。

田口:
麹の力、すごいですね……!

倉橋さん:
そういった栄養面でも、麹の重要性を感じますね。

人間は代謝をするうえで、糖分とビタミンの両方が必要とされています。甘酒にはブドウ糖(糖分)とビタミンの両方が含まれているので、夏バテ予防に飲むのもおすすめです。

ラインナップのなかには「機能性表示食品」を取得した商品も!

田口:
「麹だけでつくったあまさけ」は825gのボトル入りのイメージが強いのですが、それ以外のラインナップもあるとうかがいました。

倉橋さん:
そうなんです。甘酒は毎日習慣的に続けていただきたいということもあり、1日1本で続けやすいミニボトル(118g)も販売しています。

我々は研究結果をもとに毎日100mLほど飲んでいただくことを推奨しているので、手軽さを重視するなら、1日1本、このミニボトルを飲んでいただければと思います。

田口:
そのほかのラインナップについても教えていただけますか?

倉橋さん:
糖分を30%カットした「麹だけでつくったすっきりあまさけ」、リラックス作用と血圧を下げるのをサポートする「乳酸発酵の麹あまさけ」などがあります。

倉橋さん:
なかでも「乳酸発酵の麹あまさけGABA」は、一時的な精神ストレス軽減や血圧を下げる機能が報告されているGABAを配合した機能性表示食品です。

「乳アレルギーでヨーグルトは食べられないけれど、乳酸菌をとりたい」という方にも、同じ発酵食品の甘酒で乳酸菌を摂取してもらえないかと、開発・発売に至りました。ヨーグルトのような爽やかな酸味で、飲みやすい味わいに仕上げています。

田口:
機能性表示食品を申請・取得したのには、どんな背景があったのでしょうか?

倉橋さん:
私たちは、信頼できるデータや根拠をもとに、甘酒の魅力を広めていきたいと思っています。しかし、多くの方が「甘酒は健康にいいよね」というイメージを持ってくださっている一方で、その根拠を提示できていないことに危機感がありました。

そこで、消費者の方々にわかりやすく、かつ信頼できる形で魅力を伝える第1歩として、機能性表示食品を取得したという経緯です。

田口:
今後も、そういった健康訴求を意識した商品展開は考えてらっしゃいますか?

倉橋さん:
そうですね。今後も健康を意識した商品を出していきたいですし、そのための研究も積極的にしていきたいです。

研究結果をもとに商品を発売することもあれば、発売後に新たな研究結果が明らかになることもあるかと思いますが、どちらにせよエビデンスをしっかり提示していきたいですね。

ただ「健康に良さそう」と匂わせるのではなく、きちんと根拠を示すことが重要だと思っています。

田口:
今後もしウンログがお力になれそうなことがあれば、ぜひお声がけいただければうれしいです。

倉橋さん:
そうですね。機会があれば、ぜひご協力いただけたらと思います。

実は、僕はこの取材前からウンログさんのことは知っていて。ウンログさんはお客さんにとって親しみやすさがあっていいですよね。

田口:
そう言っていただけて嬉しいです!改めて、今日はありがとうございました。

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