満員電車で嫌な予感! どうしたらいいの?
満員電車などすぐにはトイレに行けない状況で、便意が急に襲ってきたことは、誰でも一度は経験があるはず。今回は、満員電車や試験中などトイレに行けない状況で、下痢の症状が出たときの対応方法について紹介します。いくつかの方法を知っておくと、もしものとき役立つかもしれません。
知っておきたい、下痢に効くツボは…
急な下痢に襲われたけれど、すぐにトイレへ駆け込むのが難しいとき、まず試したいのが「ツボ押し」です。東洋医学が由来となっているツボ押しは、内臓のトラブルが皮膚表面に現れると考え、その現れた部分=ツボを押すことで内臓にアプローチするというもの。ツボ押しの効果に疑問がある方も多いと思いますが、ツボ押しは科学的にも実証されてきており、WHOも一定の治療効果を認めています。
電車の中でも押しやすい! 下痢に効果のある3つのツボ
下痢になったときに試したいツボを以下に挙げます。症状のあるツボを押すことで、痛みを感じることもあります。
下痢点(げりてん)
下痢に効果のあるツボの中に、その名も「下痢点」というツボが手にあります。下痢点の場所は、手の甲の中指と薬指の骨が交差するところにあります。
合谷(ごうごく)
「合谷」は万能のツボと言われており、下痢にも効果があるとされます。手の甲の親指と人差し指の骨が交差する所にあります。痛みの感覚をマヒさせる効果もあるので、腹痛を和らげる効果も期待できます。
大椎(だいつい)
「大椎」は、自律神経を整える働きがあります。首を前方に曲げたときに現れる、盛りあがった背骨の下のくぼみ部分です。ツボ押しだけでなく、温かいシャワーをかけるなど温熱療法も効果的です。
※ツボ押しの効果については、個人差があります。
温めてゆっくり腹式呼吸! あとはとにかく気をそらす
身体の冷えが原因で下痢が起こることがあります。これは、水分を排出することで、体を温めようとする、身体の防御反応の一つとされています。そのため、下痢の症状に襲われたときは、お腹を温めてゆっくり腹式呼吸をしてみるのも効果的。特に、お臍の左右にある「天枢(てんすう)」は胃腸を整える効果があるので、一緒に指圧も行ってみましょう。
・それでも駄目なときは!
便意を我慢すると、いつの間にかウンチをしたくなくなることがあります、体積の多い下痢は、強い便意ですが、どうしてもトイレに行けない場合は、何か他のことを考えてみましょう!考えることは、楽しいことやリラックスすることがおすすめ。妄想で、便意を和らげてみてください。トイレはもうすぐそこですよ!
繰り返すその下痢、過敏性腸症候群(IBS)かも
食あたりや冷えなど色々な原因がある下痢。でも、もし、あなたがトイレに行けない満員電車や会議、試験や面接など、ここぞというときに下痢になることは多いのなら、「IBS」が原因かもしれません。IBSは「過敏性腸症候群」とも言われおり、ストレスなどにより下痢や便秘を繰り返す大腸の病気の一つです。
・あなたはIBS? まずはチェック
- 緊張すると、お腹が痛くなり、トイレへ行きたくなる。
- 学校や仕事がない休日は症状が出ない。
- トイレで排便した後、腹痛が和らぐ。
- 普段から便秘気味、または下痢気味である。
- 便秘と下痢を繰り返している。
- 1週間に3回以上の下痢がある。
- お腹の不調が一か月以上続いている。
- ガスがたまりやすく、お腹がよく張る。
上記の項目に3つ以上当てはまる場合、あなたはIBSかもしれません。まずは病院へ受診して、専門治療を受けることをおすすめします。
まとめ
突然の下痢に襲われても、満員電車など、すぐにトイレへ駆け込めない場合があります。下痢などの大腸のトラブルは、日頃の生活習慣を整えるのが大切ですが、もしもの時のための対応を知って、安心に過ごしたいですね。