赤ちゃんのうんちが白っぽい! その原因と注意点

2018-03-14
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赤ちゃんのうんちは、母乳やミルクだけのときは淡い黄色や鮮やかな黄色、時には緑色のうんちが出ます。その後、離乳食が始まると徐々に大人と同じような黄土色~茶色のうんちになっていきます。

ところが、もし赤ちゃんが白色や灰色のうんちをした場合は注意が必要なサインであることがあります。白色のうんちが出たときの対応やその原因についてお話ししたいと思います。

赤ちゃんのうんちが白い!どうして?

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うんちやおしっこの色が黄色くなるのは肝臓から出る胆汁と関係しています。胆汁の中には、古くなった赤血球が分解されてできるビリルビンという黄色い色素が含まれています。そのビリルビンが胆汁中に捨てられ便や尿に混ざることで黄色くなるのです。


ところが、なんらかの理由で胆汁がうまく流れなかったり、肝臓で作られなかったりすると便や尿が黄色くならず白や灰色の便が出てしまうというわけです。

考えられる原因はなに?

では、赤ちゃんのうんちが白くなる原因にはなにが考えられるでしょうか。赤ちゃんに起こりやすい原因や病気を見ていきましょう。

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消化不良によるもの

赤ちゃんは離乳食を始めたばかりの頃や、たくさん食べすぎたりすると消化不良を起こしそのままうんちとして出てしまうことがあります。

消化不良によってうんちが白くなる原因には、ヨーグルトや牛乳など乳製品を摂ったときに起こることがあります。うんちは下痢のこともありますし、軟便程度の場合もありますが、白いうんちが出たときは、乳製品の量を少なめにしたり直接与えるのではなく少量を調理に加えたりして様子を見て下さい。


他にも脂肪分の多い食事を摂ると消化不良を起こしてうんちが白っぽくなることがあります。脂肪便の場合、色が白いだけでなく脂っぽいうんちが出ることもあります。この場合もしばらくは脂肪分を控えて消化の良いものをあげるようにしましょう。


いずれにせよ、1~2日様子を見ても白いうんちや下痢が続く場合は小児科を受診した方がよいでしょう。乳糖不耐症など乳糖を分解しにくい病気や脂肪分を分解しにくい原因が他にある場合もあります。

ウイルス感染が原因によるもの

免疫力の弱い生後6か月~2歳までに好発するロタウイルス下痢症を起こすと、うんちが白色~灰色になり激しい下痢を起こすことがあります。症状には下痢以外にも激しい嘔吐、発熱などを起こします。


原因はロタウイルスによる経口感染で、うんちが白くなる原因は激しい下痢が続くことで胆汁の生成が追いつかないためです。


ロタウイルスに感染すると激しい下痢によって、脱水症やひどいお尻かぶれなどを起こす場合があります。ロタウイルス下痢症が疑われる時には、なるべく早く小児科を受診する必要があります。

先天性胆道閉鎖症によるもの

赤ちゃんのうんちが白くなる病気の一つに、先天性胆道閉鎖症があります。
これは、生まれつきもしくは生まれてまもなく胆汁の通り道である胆道が閉鎖してしまうことで胆汁が腸の方へ流れなくなる病気です。原因はよくわかっていませんが、ウイルス感染や他の何らかの原因によって炎症が起きて胆道が閉塞してしまうものが多いと考えられています。


症状には、生まれて数か月以内に白や灰色の便が出たり、濃い黄色の尿、皮膚や白目が黄色くなる黄疸が出たりします。胆汁が流れず肝臓に溜まると肝臓に悪い影響を与えたり、脂肪やビタミンの吸収障害などさまざまな症状を合併する危険があるので、すぐに専門医に診てもらう必要があります。

胆石や胆のう炎など他の肝臓周囲の病気によるもの

他にも、乳幼児にはまれですが胆石や胆のう炎、他にも肝臓に何らかの病気があると胆汁の産生や流れが悪くなって、白や灰色のうんちが出たり黄疸が出たりします。うんちの色の異常や黄疸、腹痛や嘔吐などに気づいたときはすぐに病院を受診しましょう。

どうしたら良い? 病院への受診のタイミング

では、赤ちゃんの白いうんちに気づいたときにはどのように対応すればよいのでしょうか。

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①うんち以外の症状にも注意する

白いうんちが出たらびっくりしてしまいますが、全てが異常というわけではありません。まずは落ち着いてうんち以外に何か症状がないかを見ましょう。


何か異常が原因である場合は、白いうんち以外にも激しい下痢や嘔吐、発熱、腹痛、黄疸、元気がない、食欲がないなどさまざまな症状が見られます。
このような症状があるときは、うんちの回数や状態なども含め医師に報告できるようにメモして、すぐに病院を受診しましょう。


特に他に症状がない場合は、消化不良などが原因である可能性もあるので1日~2日様子をみます。それでも症状が続く場合は病院を受診するようにしましょう。

②うんちはオムツごと袋に入れて病院へ持っていく

病院を受診する場合に、うんちをオムツのままビニール袋に入れ、封をしっかり閉じて病院に持っていくと医師に説明しやすいですし、診断の助けになるかもしれません。しかし、ウイルス性の感染症が疑われる場合は、感染拡大にもつながるので、オムツをそのまま持っていったり、うんちを病院のイスに置いたりしてはいけません。自分で判断することは難しいので、事前に病院に連絡をして指示を受けるようにするとよいです。

また、うんちを触った手はきれいに洗ってから病院に向かうようにしましょう。

③可能なら写真を撮っておく

うんちは時間が経つと変色したり、形が変わったりすることがあります。可能ならうんちをした後、すぐに写真を撮っておくと病院を受診したときに説明しやすいでしょう。
いずれにせよ、白いうんちをしたときはできる限り時間をおかずにすぐに病院に受診した方がよいでしょう。

まとめ:うんちは健康のバロメーター、毎日チェックを!

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赤ちゃんのうんちをを観察すると、その日や前日に食べたものの消化の状態で、体調の変化を見ることができます。そのため、赤ちゃんのいつものうんちの回数や状態を把握しておくことが大切です。
そして、いつもと比べて何かおかしいと感じた場合は、いつも以上に注意深く見守り、それでもおかしいとときはすぐに病院を受診するようにしましょう。

【お知らせ】IPhoneを使って赤ちゃんのうんちの色をチェックするアプリ

ウンログ社は、聖路加国際病院と共同で赤ちゃんのうんちの色をチェックできるアプリを期間限定でリリースしました。


うんちは体調のバロメーターです。うんちの色を観察することで、お子さんの健康状態がわかるだけでなく、胆道閉鎖症(たんどうへいさしょう)という病気の可能性の有無が判別できます。生後2週間から1か月のおむつ替え時に、お子さまのうんちを撮影し、白っぽい便や血便などが現れたとき、それが病的なサインであるかの判断の手助けになることを目指しています。


詳しくは、「Babyうんち」を御覧ください。

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